春陽文庫

探偵小説傑作選 名作再刊シリーズ

赤外線男 他6編

海野 十三 著



・定価 530 円 (本体505円+税)
・文庫判
・ISBN4-394-38901-1

海野十三の名は今日、”日本SF小説の父”として記憶されているに違いない。だが、十三が小説を発表しだした昭和の初期にはまだ、”空想科学小説”という名称すら一般的ではなかった。したがって、十三は探偵文壇の一員として創作に励み、自身の探偵小説を”小説の衣を着た通俗科学技術なのである。これが非常に面白と自薦するのではないが、日本の小説界なり科学技術界には、かうしたものが欠けている”のを不満としてやがて変貌していく。その海野十三と小社との縁は深く多くの著書を刊行しているが、本書「赤外線男」は昭和八年六月の刊で、「新青年」でのデビュー前の作品である「三角形の恐怖」をはじめ、名探偵帆村荘六が活躍する表題作まで全七作を収録して、そのエッセンスに満ちた一冊である。
その他の収録作品:
盗まれた脳髄/電気看板の神経/幸運の黒子/夜泣き鉄骨/三角形の恐怖/西湖の屍人

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Updated October 19, 2005